人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

前回は、「そんなこともできないのか」は
まわりの運気を下げる人の口癖。
みなさんは同じことでも平気で何百回でも
言うことのできる人になってください、
という話をしました。

一流のビジネスマンもエンジニアも料理人も
お客様のところへ挨拶に行きます。
そのときに「よかったですか?」とか
「おいしかったですか?」なんて
聞く人はいません。
この質問自体がおかしいのです。

「何か問題はなかったですか」
「アイディアがあったら教えてください」
「ぜひ率直な感想を聞かせてください」
「厳しいことでも辛口でも何でも言ってください」

と質問します。

できる人はメモするまでの時間が
3秒以内です。
いつでもどこでもメモできるように常に
準備しています。

料理人でも一流の人はシェフコートの
斜めに切り込みが入っているところに
ペンがさしてあります。
何か思いついたらすぐにメモするのが
一流の人の職業病です。
こういう人が伸びていきます。

トップクラスはひたすら何かを書いています。
ペンを何本もさしていたりします。
指示するメモもあれば、何か気づいたことを
書くメモもあります。

いい大学を出ていれば一流になれると
思いがちですが、実はふだんから
勉強しているかしていないかで
大きな差が生まれるのです。

会社組織の中に勉強する姿勢が
あるかないかは、社員にメモを取る習慣が
あるかどうかですぐにわかります。
社員にメモを取る習慣があるかどうかは
上長・役職者がメモを取る習慣があるか
ないかで決まります。
あらゆるノウハウを蓄積していく、
みんなでそのデータと情報の蓄積と
共有をする習慣がないのです。
だからあなたは率先して、
自らメモを取って欲しいのです。

(了)

援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第1回  人生時計を見てみよう
第2回  自分の中に青い鳥をみつけよう
第3回  家族や職域の人とは違う人と会話をしてみよう
第4回  自分の自慢の仕事話してみよう
第5回  自分の意外な強みを発見しよう
第6回  ものごとを頼みたくなる人になろう
第7回  基準があいまいなものにこそチャンスがあると考えよう
第8回  組織の成長が速くなるキーパーソンになろう
第9回  聖域をつくらない人になろう
第10回  腕、ナンバー2大事にする人になろう
第11回  リスクを取って変化を創り出せる人になろう
第12回  相手の欠点を包み込む人になろう
第13回  役職や年齢では人はついていかないことを知ろう
第14回 勉強量で負けない人になろう
第15回 まず1人から組織を変える人になろう
第16回 運動量の多い人になろう
第17回 担当じゃありませんという言葉を禁句にしよう
第18回 マニュアルよりも熱が伝わる人になろう
第19回 見えないSOSがわかる人になろう
第20回 相談されやすい人になろう
第21回 辞めます、と言われても慌てない人になろう
第22回 前向きでプラスの空気をつくる人になろう
第23回 当たり前のこともニコニコして伝えられる人になろう
第25回 孤立を恐れない人になろう

画像: 「援護を援護する」第24回 どんどんメモする人になろう

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
http://kyujin-boshu.com/



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