人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

前回は、たった1人に信用を得られたら
その1人がまた大勢の信用を拡げていく
まず1人から組織を変えられる人に
なってください、という話をしました。

仕事にミスはつきものかもしれません。
ささいなミスや小さなミスは無限に
起こっている可能性があります。
でもそのミスが大きな失敗や事故に
つながります。
それに気づくか気づかないかが、
大きなポイントなのです。

社内の人たちは毎日同じ景色を見て
いるので、なかなかそのミスに
気づきません。小さなミスをより多く
発見するためには、その現場、状況を
見逃さないこと。そのためにはサッカーと
同じように、まずは運動量を増やすのです。

あなたは他のだれよりも社内を歩く
歩数が多くなければなりません。
もしも万歩計をつけて測ったら、
どの社員にも負けない。最も歩き、
運動量があり、体を動かしている人を
みんなが信用して信頼するようになります。

歩く歩数が少ないと、小さなミスには
気づけません。
一例をあげると外資系ホテルの総支配人は
ホテルの中を1日10キロ歩きます。
常に歩いている人が総支配人なのです。

だれよりも運動量の多いあなたが社内の
いろいろなことに気づき、ミスが減り始める。
あなたにみんなが信頼を寄せるようになる。
信用信頼を得るためには、いつもどれぐらい
歩いているか、運動量の勝負なのです。

(了)

援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第1回  人生時計を見てみよう
第2回  自分の中に青い鳥をみつけよう
第3回  家族や職域の人とは違う人と会話をしてみよう
第4回  自分の自慢の仕事話してみよう
第5回  自分の意外な強みを発見しよう
第6回  ものごとを頼みたくなる人になろう
第7回  基準があいまいなものにこそチャンスがあると考えよう
第8回  組織の成長が速くなるキーパーソンになろう
第9回  聖域をつくらない人になろう
第10回  腕、ナンバー2大事にする人になろう
第11回  リスクを取って変化を創り出せる人になろう
第12回  相手の欠点を包み込む人になろう
第13回  役職や年齢では人はついていかないことを知ろう
第14回 勉強量で負けない人になろう
第15回 まず1人から組織を変える人になろう
第17回 担当じゃありませんという言葉を禁句にしよう

画像: 「援護を援護する」第16回 運動量の多い人になろう

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
http://kyujin-boshu.com/



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