人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

前回は、当たり前のことに
「すばらしい!」
と言える人にだけ
感動するできごとが訪れる。
「すばらしい!」こそ感動を呼ぶ呪文
です、という話をしました。

朝会ったときに、
「おはようございます」
と言える人が何人いますか。
道ですれ違ったとき、
「こんにちは」
と言える人は何人いますか。

向こうから近所さんが
やってきたのに気づかなかった
ふりをして通り過ぎてしまうことは
ありませんか。

あいさつしてもいいけれど、
しなくてもそれほど問題はない
という人たちが意外に大勢いるのです。
これは近所の人だけではなくて、
職場でも同じです。

1回したら、もう明日からあいさつ
することができるようになっています。
それを1日1人ずつ増やしていきます。

今日から全員にそうしなさいと
言っても、これは大変です。
昨日あいさつできた人には、
今日はもう簡単にできるはずです。
あいさつしなくてもいい人にも
あいさつしてみるのです。

エレベーターに乗ってしまうと
スレ違ってしまいます。
階段を上ると出会いがあります。

いつも行くところを
階段で上ったことがありますか。
ビルの中にある場所へ行く場合、
ふつうはエレベーターで上って
しまいます。

ある時、エレベーターが「調整中」
だったために、階段で上ってみました。
すると、高校の同級生と
バッタリ出会いました。
彼はそこでずっと前から働いて
いたのです。

年がら年中、通っているビルなのに
エレベーターに乗っているために、
スレ違ってしまっていたのです。

出会いは行ったことのないところに
行くことでありません。
いつも行っているところでも、
エレベーターに乗らずに
階段で上ることで出会いがあるのです。

(了)

「援護を援護する」このコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第34回  上司がいなくてもまわる職場をつくろう
第35回  トラブルやアクシデントに感謝しよう
第36回  それは考えなくていいと言える人になろう
第37回  立ち直れる人と立ち直れない人の違いを知ろう
第38回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第39回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第40回  うまくいかない時にたった1つのピースを探せる人になろう
第41回  偶然を活かせる人になろう
第42回  単なる二者択一ではなく自分の生き方を見つめ直そう
第43回  職業が何であるかよりもプロであるかを大事にしよう
第44回  プロであれば1分間を大事にしよう
第45回  面倒くさいなぁと感じることは止める人になろう
第46回  努力のやり方がわかっている人になろう
第47回  努力には方向性があることを知ろう
第48回  小さな仕事なんて1つもないことを知ろう
第49回  時間軸10年で人生を見てみよう
第50回  夢よりも、ビジョンを持とう
第51回  何のために?と言うのはやめよう
第52回  問題意識に目覚めよう
第53回  わずかな違いが圧倒的な違いになることを知ろう
第54くてもまわる職場をつくろう
第35回  トラブルやアクシデントに感謝しよう
第36回  それは考えなくていいと言える人になろう
第37回  立ち直れる人と立ち直れない人の違いを知ろう
第38回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第39回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第40回  うまくいかない時にたった1つのピースを探せる人になろう
第41回  偶然を活かせる人になろう
第42回  単なる二者択一ではなく自分の生き方を見つめ直そう
第43回  職業が何であるかよりもプロであるかを大事にしよう
第44回  プロであれば1分間を大事にしよう
第45回  面倒くさいなぁと感じることは止める人になろう
第46回  努力のやり方がわかっている人になろう
第47回  努力には方向性があることを知ろう
第48回  小さな仕事なんて1つもないことを知ろう
第49回  時間軸10年で人生を見てみよう
第50回  夢よりも、ビジョンを持とう
第51回  何のために?と言うのはやめよう
第52回  問題意識に目覚めよう
第53回  わずかな違いが圧倒的な違いになることを知ろう
第54回  〇〇〇ほどおもしろい仕事はない!と言い切れる人になろう
第55回  プロ野球選手がバッターボックスに入る前のウェイティングサークルに注目する人になろう
第56回  他人の人生に介入しない人になろう
第57回  あいさつがとびきりうまい人になろう
第58回  何気ないことに「すばらしい!」と言える人になろう

 自衛官の大半が若年定年制では50歳代半ば、任期制自衛官の多くが20~30歳代半ばで退職します。
 防衛日報デジタルでは「募集と援護」を「入口と出口」と称し、地本・部隊の日々の活動を伝えてまいりました。
 このコラムでは「出口」、つまり退職後の援護業務に着目し、防衛日報社としても自衛官の再就職を「援護」していきたいと考え、石塚氏とともに『援護を援護する』という企画を立ちあげました。みなさまに少しでも「援護」を知っていただけたら幸いです。

画像: 「援護を援護する」第59回 あいさつを交わせる人を1日1人ずつ増やす人になろう

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
http://kyujin-boshu.com/



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