人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

前回は、世の中には

「たかが~」
「単なる~」
「ただの~」

は1つもない。誰もが「たかが~」と
思う中に実は1番大切なことが埋まっている。
いくつになっても新人時代にこれを掘り出す
ことがその後の成長を決める、
という話をしました。

成長できない人は
「来年はこうしたい」
と考えます。

成長する人は、
「短くとも10年後はこうなっていたい」
と考えます。
この違いは大きいのです。
自分の時間軸が1年と10年では
10倍も差があるのです。

東京の北品川に
品川女子学院という中高一貫の
女子校があります。

品川女子学院の教育ポリシーは、
「28プロジェクト」です。

【品川女子学院ホームページ】

新中学1年生で入った12歳の中学生が
高校を卒業する18歳の10年後、
28歳になったときに
どういう28歳になるのか。
それを踏まえて今からやって
いくべきことを決めるという
教育のスタンスをとっています。

品川女子学院の生徒たちはとても
しっかりしています。
職業選択に関しても両親がいままで聞いた
ことのないような職業を挙げます。
なぜならいま社会で活躍されている
人たちがどんどん学校で特別講義を
しているからです。

品川女子学院の28プロジェクトと
同じように自分の年齢に20年を
足してみるとリアルに考えられます。
その10年後のために、5年後、来年、
そして今するべきことが、
逆算で出てきます。
未来からの逆算が成長する人の発想です。

成長できない人は、今から何かを
足していったりいきなり一攫千金で
一発逆転を狙います。
これをやっていても年収も満足度も
やりがいもいつまで経っても上がらないのです。

(了)

援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第34回  上司がいなくてもまわる職場をつくろう
第35回  トラブルやアクシデントに感謝しよう
第36回  それは考えなくていいと言える人になろう
第37回  立ち直れる人と立ち直れない人の違いを知ろう
第38回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第39回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第40回  うまくいかない時にたった1つのピースを探せる人になろう
第41回  偶然を活かせる人になろう
第42回  単なる二者択一ではなく自分の生き方を見つめ直そう
第43回  職業が何であるかよりもプロであるかを大事にしよう
第44回  プロであれば1分間を大事にしよう
第45回  面倒くさいなぁと感じることは止める人になろう
第46回  努力のやり方がわかっている人になろう
第47回  努力には方向性があることを知ろう
第48回  小さな仕事なんて1つもないことを知ろう

画像: 「援護を援護する」第49回 時間軸10年で人生を見てみよう

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
http://kyujin-boshu.com/



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