人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

前回は、品川女子学院の28プロジェクトを
例に引いて、自分の年齢に20年を足して
みるとリアルに考えられる。その10年後の
ために、5年後、来年、そして今するべきことが
逆算で出てくる。未来からの逆算が成長する人の
発想ですよ、という話をしました。

ふつう人は「いまできないこと」
つまり、現実からかけ離れていることを
夢ととらえがちです。

ほとんどの人の夢は抽象的です。
抽象的なことを言っているうちは
「夢」は実現しません。
夢を実現している人は夢を語りません。
夢を語るより、ビジョンを語ります。
ビジョンとは具体的に目に見えることです。
今ここにないのに、目に見えるものが
ビジョンです。

こういうふうなところにたどり着いたら
幸せになる、ではなく
こういう生き方をすれば幸せだ、というのは
ビジョンを中心にした生き方なのです。

ビジョンは数字ではありません。
夢よりもっとはっきり見えていること、です。
ビジョンがあれば目的地まで最短距離で
行けますが、抽象的な夢を追いかけると
まわり道になります。

ビジョンが明快であればあるほど、
行動は素早くなり、
無駄がなくなり、
最短距離で目的地へ行けるようになります。
ビジョンがあればあるほど、
目的地まで最短コースを取れるのです。
最短コースで行くメリットは、試行錯誤が
あっても到着時間が早いから落ち込んでも
早く回復できることです。
だから夢ではなくビジョンを持つことが大事
なのです。

(了)

援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第34回  上司がいなくてもまわる職場をつくろう
第35回  トラブルやアクシデントに感謝しよう
第36回  それは考えなくていいと言える人になろう
第37回  立ち直れる人と立ち直れない人の違いを知ろう
第38回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第39回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第40回  うまくいかない時にたった1つのピースを探せる人になろう
第41回  偶然を活かせる人になろう
第42回  単なる二者択一ではなく自分の生き方を見つめ直そう
第43回  職業が何であるかよりもプロであるかを大事にしよう
第44回  プロであれば1分間を大事にしよう
第45回  面倒くさいなぁと感じることは止める人になろう
第46回  努力のやり方がわかっている人になろう
第47回  努力には方向性があることを知ろう
第48回  小さな仕事なんて1つもないことを知ろう
第49回  時間軸10年で人生を見てみよう

画像: 「援護を援護する」第50回 夢よりも、ビジョンを持とう

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
http://kyujin-boshu.com/



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