人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

前回は、「よかったね!」
という言葉がパっと言えることは
とても大事で、
そこで何よりも必要なのは
一緒に喜んであげること
なのですよ、という話をしました。

あなたは何かを選ぶ時に
判断が速いですか?
「さて。私はどちらでもいいんだけど。」
とよく言ってませんか。

優柔不断な人は、
多数意見に合わせがちだから、
自分で選んでいるつもりでも、
実は選んでいないということが
多いのです。

再就職を決める決めない、というような
大きい選択ならまだしも、
ファミレスでホットコーヒーにするか
カフェラテにするかといった、
小さなことさえ決められない人もいます。

コーヒーか、カフェラテか、すら選べない人は
人生で何も選べません。

実は日頃の小さな選択をしていくことで、
やがて人生を左右するような大きな決断も
できるようになるのです。

自分で選べない人は
「何でもいいです」とつい口に出てしまう。
メニューも最初から読まないし
みんなと一緒でいい、ということに
なってしまいがちです。

たしかに世の中にはどっちでも
いいことがいっぱいあります。
でも、どっちかにこだわって
選んでいくことが自分の人生なのです。
何でもいいと言わずに自分で選ぶ。
上司だから部下だから、には関係なく
自分で選択した回数が
あなたをつくるのです。

(了)

「援護を援護する」このコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第34回  上司がいなくてもまわる職場をつくろう
第35回  トラブルやアクシデントに感謝しよう
第36回  それは考えなくていいと言える人になろう
第37回  立ち直れる人と立ち直れない人の違いを知ろう
第38回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第39回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第40回  うまくいかない時にたった1つのピースを探せる人になろう
第41回  偶然を活かせる人になろう
第42回  単なる二者択一ではなく自分の生き方を見つめ直そう
第43回  職業が何であるかよりもプロであるかを大事にしよう
第44回  プロであれば1分間を大事にしよう
第45回  面倒くさいなぁと感じることは止める人になろう
第46回  努力のやり方がわかっている人になろう
第47回  努力には方向性があることを知ろう
第48回  小さな仕事なんて1つもないことを知ろう
第49回  時間軸10年で人生を見てみよう
第50回  夢よりも、ビジョンを持とう
第51回  何のために?と言うのはやめよう
第52回  問題意識に目覚めよう
第53回  わずかな違いが圧倒的な違いになることを知ろう
第54回  〇〇〇ほどおもしろい仕事はない!と言い切れる人になろう
第55回  プロ野球選手がバッターボックスに入る前のウェイティングサークルに注目する人になろう
第56回  他人の人生に介入しない人になろう
第57回  あいさつがとびきりうまい人になろう
第58回  何気ないことに「すばらしい!」と言える人になろう
第59回  あいさつを交わせる人を1日1人ずつ増やす人になろう
第60回  尊敬する人の考え方をマネする人になろう
第61回  良いことがあった人によかったね!と言える人になろう

 自衛官の大半が若年定年制では50歳代半ば、任期制自衛官の多くが20~30歳代半ばで退職します。
 防衛日報デジタルでは「募集と援護」を「入口と出口」と称し、地本・部隊の日々の活動を伝えてまいりました。
 このコラムでは「出口」、つまり退職後の援護業務に着目し、防衛日報社としても自衛官の再就職を「援護」していきたいと考え、石塚氏とともに『援護を援護する』という企画を立ちあげました。みなさまに少しでも「援護」を知っていただけたら幸いです。

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
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