人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

前回は、いちばん大切なのは、
努力することではなく、努力の方向性。
いまやっていることに「めんどくさいなぁ」が
あるのか、ないのか、をしっかり見ること
なのです、という話をしました。

伸びない人の共通点は、小さな仕事を
大事にしない、軽くみる、ことです。

「たかが〇〇〇じゃないか」
「単なる〇〇〇だろ」
「こんなのただの〇〇〇でしょ」

こう思ってしまうなら、しなくていいのです。

「こんなのただの〇〇〇でしょ」
がつい口に出ることがあります。
こんな気持ちで取り組んでも
うまく行きませんし成長しません。

世の中には
「ただの~」「単なる~」「ただの~」
は1つもありません。

スポーツにたとえましょうか。
バスケットならたった1本のパスです。
野球のたかが1球です。

たった1本・1球と思うか、
大切な1本・1球と思うかで、
大きな差がつきます。

自分の好きな世界には
こんなことはありません。
「たかが~」「単なる~」「ただの~」
と思ってしまうのは、その世界に
興味がないのです。

どんな花形業界・成長業界に入っても、
最初は職場の電話番のような雑用から
スタートです。
その時に、
「こんなのただの電話番でしょ」
「たかがお茶くみでしょ」
「単なるコピー取りでしょ」
僕は私はこんなことをやりたくて
会社に入ったのではない
というのです。

ただの電話番でしょうという人と、
大事な電話番を任されています
という人とでは、その後の成長が
まったく違います。
ただの電話番と思っている人が
電話を受けるとお客様には感じ悪く
伝わります。
実は電話番が1番大切なんだ、と
思えるかどうかです。

小さな仕事に大きな差が出るのです。
成長業界・花形職場では「ただの~」
と言われるような小さな仕事が
大きく評価されるのです。
この小さな仕事が将来に繋がっていきます。
誰もが「たかが~」と思う中に実は
1番大切なことが埋まっているのです。
いくつになっても新人時代にこれを掘り出す
ことがその後の成長を決めるのです。

(了)

援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第34回  上司がいなくてもまわる職場をつくろう
第35回  トラブルやアクシデントに感謝しよう
第36回  それは考えなくていいと言える人になろう
第37回  立ち直れる人と立ち直れない人の違いを知ろう
第38回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第39回  がんばればできることを増やして伸びる人になろう
第40回  うまくいかない時にたった1つのピースを探せる人になろう
第41回  偶然を活かせる人になろう
第42回  単なる二者択一ではなく自分の生き方を見つめ直そう
第43回  職業が何であるかよりもプロであるかを大事にしよう
第44回  プロであれば1分間を大事にしよう
第45回  面倒くさいなぁと感じることは止める人になろう
第46回  努力のやり方がわかっている人になろう
第47回  努力には方向性があることを知ろう

画像: 「援護を援護する」第48回 小さな仕事なんて1つもないことを知ろう

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
http://kyujin-boshu.com/



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