人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

前回は、謝っている最中には
絶対に途中で「もうわかった」と
言わないようにしましょう、
一生懸命になって謝ってくれて
いる人の話を最後までちゃんと
聞くことが大事です、という話を
しました。

イケメンだ、美人だ
家がお金持ちだ
運動神経がいい
頭がいい
背が高い
などなど、人の先天的な要素って
たくさんありますよね。

自分ができない、
うまくいっていないことを
先天的な要素の責任にしている人は
努力を怠っている人です。

あなたがそれをできないのは
どうしてですか。
できない理由を考えるとき
後天的な努力を理由にする
のではなくて、
必ず先天的な理由にしようと
していませんか。

納得できる人生を送っている人は
ほとんど後天的な努力からです。
先天的な要素で幸せになっている人は
案外いなかったりします。
先天的な理由というのは、
人生において実はあまり意味を持ちません。

女性にモテないのは自分がイケメンで
ないからだと言っている男性は
モテなくて当たり前です。
なぜならば自分の内面的なもの、
自分で変えられるものを
もっと磨こうとする努力を
全くしていないからです。

生まれついてのメリットなんて
人生で実は大して役に立たない
ものです。

(了)

「援護を援護する」このコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第59回  あいさつを交わせる人を1日1人ずつ増やす人になろう
第60回  尊敬する人の考え方をマネする人になろう
第61回  良いことがあった人によかったね!と言える人になろう
第62回  小さなことでも自分で決める、選択する人になろう
第63回  余計なものは捨てられる人になろう
第64回  欲しいものは注文して手に入れる人になろう
第65回  2時間集中できる能力を持っている人になろう
第66回  実行する前から予防線を用意しない人になろう
第67回  断られたら自分の熱意が試されていると考える人になろう
第68回  イヤな人を自分の鏡にできる人になろう
第69回  失敗しても納得できる人生を送れる人になろう
第70回  昔からよく知っている他人にあいさつできる人になろう
第71回  謝られる達人になってチャンスをたくさんつくろう

 自衛官の大半が若年定年制では50歳代半ば、任期制自衛官の多くが20~30歳代半ばで退職します。
 防衛日報デジタルでは「募集と援護」を「入口と出口」と称し、地本・部隊の日々の活動を伝えてまいりました。
 このコラムでは「出口」、つまり退職後の援護業務に着目し、防衛日報社としても自衛官の再就職を「援護」していきたいと考え、石塚氏とともに『援護を援護する』という企画を立ちあげました。みなさまに少しでも「援護」を知っていただけたら幸いです。

画像: 「援護を援護する」第72回 自分ができないことを先天的な要素で言い訳しない人になろう

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
http://kyujin-boshu.com/



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