2021年度ツアースケジュールの第一弾、第二弾が発表になりましたね!4月22日(木)には富山県での初展示飛行となる砺波市での「第70回となみチーリップフェア」、4月29日(木・祝)には埼玉県所沢市メットライフドーム上空での「ー夢、希望、感動、笑顔を― GO!ライオンズ!Supported by 航空自衛隊ブルーインパルス」の日程が発表になりました。
参加される方はコロナ対策など徹底の上、是非一年ぶりの展示飛行を楽しんできてください。
さて、昨年度はコロナ禍での様々な分野でのイベント中止が相次いだ中、航空祭もまたシーズンを通して未開催のまま終了という結果となりました。
航空祭ではパイロットや整備員全員が許される限りの時間でファンと交流し、お祭りなどイベントで飛ぶ際には現地展開する地上メンバーがまた同様に各地イベント会場でファンと交流します。展示飛行が始まればナレーターが高々とメンバーを紹介し、展示に地元出身者が参加していることや、ブルーインパルスでの展示が最後となるメンバーがいればそのことも紹介され、メンバーのご家族も列席することのある云わば「晴れ舞台」となっています。
ファンは展示飛行を鑑賞するのみならず、その晴れ舞台にアテンドもしているのです。そこでは現地に赴いてこその感動に包まれ、ファンそれぞれに思い入れのあるメンバーの姿を見届けたり応援の声を届けたりしてきました。
航空祭などで直接ブルーインパルスメンバーと接する機会が持てないことはファンにとっても大変辛いことです。この状況下、空幕広報室や松島基地のSNSアカウントでは日々の訓練や隊員の様子が伝えられ、テレビ番組でもこれまで以上に取り上げられるなど、ブルーインパルスが変わらず訓練に励み、任務として航空祭がテレビ番組に代れども広報活動に邁進している姿が弛まなく伝えられました。
挫けそうになりそうな日々の中で、こうした広報活動や工夫、努力を通じて、どれだけ力をもらったり救われたりしているファンの多いことか。これは一重にブルーインパルスメンバーと関連部署のご尽力の賜物であり、その広報活動の成果は、こちら防衛日報デジタルやブルーインパルスファンネットにも反響として日々伝わってきております。
本稿では、2021年度ツアーが始まるその前に、ファンとの接点のないまま転出されたブルーインパルスメンバーに対し、本来であれば「晴れ舞台」で称賛されるべきところをですが、その伝統と技術を次代へと繋いでくれたご尽力さらには功績に感謝と敬意を示し、転出メンバーの実績を紹介させて頂きます。
さらに既に参画しながらも昨年度にはファンとの接点のないまま任務に邁進し、今日に至っている現役ブルーインパルスメンバーにつきましても、ついにツアーが始まる期待感を込めて紹介させて頂きます。
閲覧されたファンの皆様も、それぞれ思い出に残る展示飛行やメンバーへの想いを、SNSのコメントや引用リツイートなどで是非お聞かせください。皆さんの想いは必ずメンバーに届くことと思います。
昨年度転出したメンバー
振り返りますと、昨年度ブルーインパルスより転出されたメンバーの任期3年間は、台風など自然災害による式典中止やエンジン改修による機数減少、さらには新型コロナウイルス感染症によるイベント自粛など多くの困難を伴う3年間となりました。
他方、ラグビーワールドカップや聖火到着式では国を代表するフライトを成功させ、医療従事者等に対する敬意、感謝を示すフライトでは東京上空を飛行し、医療従事者へのエールを贈るとともに国民に空を見上げ前を向くことの大切さを思い出させてくれました。
有意義な展示飛行の数々、模範とすべき行動の数々を本当にありがとうございました。
ここに昨年度転出された栄光のメンバーたちをご紹介させて頂きます。(隊員情報提供:空幕広報室)
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