自公WTが防衛装備品の輸出制限緩和を検討|防衛装備品①
論点整理取りまとめ 「防衛装備品」の輸出制限をどう緩和していくのか―。約3カ月間にわたって続けられてきた自民、公明両党による実務者協議(WT=ワーキングチーム)は7月5日、中間報告と位置付けられる「論点整理」を取りまとめ、一つの節目を迎えた。焦点となるのは、現行制度では輸出できない「殺傷能力のある武器」などの取り扱いをどう見直すのかだ。ウクライナへの各国の動きを見るまでもなく、制限の緩和は海外との連携や協力、支援などの「国際貢献」に新たな道を生み出し、日本の防衛戦略にも大きな影響を与える。緩和を検討するに至った背景のほか、隔たりがある両党の方針、日本の防衛産業の現状など、さまざまな問題...