「人犬一体」で災害活動へ 能登半島地震で活躍の警備犬を入間基地が育成|航空自衛隊
元日に発生した能登半島地震。今でも多くの被災者が厳しい生活を送っている。発生当初は多くの自衛官が被災地入りし、救助活動を行ったが、そこには自衛隊の基地を警備する警備犬の姿もあった。被災地には10頭以上が投入され、ハンドラー(専属隊員)とともにがれきの下に生き埋めになった人々を捜索し、実際に救出にも貢献した。今後、発生する可能性がある首都直下地震などにも備え、自衛隊は国民の生命を守るため警備犬の育成に注力している(編集部・船木正尋)。
ベテランの貫禄
「待て、伏せ」―。航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市、入間市)の一角で大きな声が響き渡る。コンクリート片や鉄くずが積み上げられた訓練場で、ハン...