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永遠の図書室通信 第6話「番外編」
お叱りがくるかと思います。第0話でコーナーごとの紹介をするよ!と言いましたが、まさか第6話で早くもコーナーを逸れるとは。しかし、この機会を逃すと「カテゴライズされていない本も魅力的な数々で云々」で済ましてしまいそうな気がするのです。一言で「全部いいよ」と言うにはあまりにも鮮烈な本がそこにあります。
というわけで連載7回目となる今回はいわゆる番外編。とは言ってもいつもと変わらない店番のコラムなので、気負わずにどうぞ。
手に取りやすいけど、咀嚼に時間がかかります
さてこのカテゴライズされていない本、基本的には雑誌や図録などの大型本がほとんどです。これは言ってしまえば棚の大きさの関係でその場所...
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永遠の図書室通信 第5話「日本史全集」
皆さまごきげんよう、「永遠の図書室」店番でございます。
毎回この挨拶を書くところで一瞬迷います。「いつ見るかわからないからこんにちは、じゃおかしいんじゃないか」「でもおはようございますから三つ繋げて書いたらさすがにくどいぞ」「いっそよくラジオで聞く『おはこんばんにちわ』とかでいいのではないか」「さすがにそれは軽すぎないか」などなど脳内会議を三秒ほど交わした結果、「………ごきげんようでいいか」と決着がつきます。なんだか少しお嬢様学校の挨拶にも見えますね。
と、余談は置いておくとして。今回のコーナー紹介は「日本史全集」となります。
64年の昭和の歴史が1シリーズに
前回より大きく出てしまいま...
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永遠の図書室通信 第4話「昭和史・近代史」
ごきげんよう、「永遠の図書室」店番でございます。さて先日お越しいただいた方とお話していた時に、こんなお話になりました。
「近代史を勉強してみたいんだけど、どこから手を付けたらいいのかわからない」
とのこと。日本史という長い目で見ると近代史はほんの少しに見えますが、その実たくさんの事件や歴史の流れが含有されております。「戦争」だけ切り取っても戦地はたくさんあるし人名も多い、丸眼鏡のおじさんが多い、「事件」も沢山ありますし、そこを見ても背景が複雑。膨大な歴史を目の当たりにしたとき、人間はまず「どうすればいいんだ……」と悩むと思います。
しかしそんな人にこそ言いたいのが、「まずは大まかでもいい...
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永遠の図書室通信 第3話「靖国神社・靖国問題」
ごきげんよう。「永遠の図書室」店番でございます。
今回取り扱わせていただきます棚は入ってすぐの左端に置いてあるジャンル。おそらく「永遠の図書室」において一番冊数の少ないコーナーではないでしょうか。
以前のコラムで「やっぱり知識の下地があった方が書きやすいな」などと言っていた私ですが、白状します。このコーナーに置いての知識、そこまでありません。と言うのも、この話は今現在も語られ、議論されているものです。そのため気軽に手を出しにくい。手を出したら噛まれるんじゃないか(例えです)に似た感情が若干、あるわけです。
しかしコラムを書くと誓った身、ここだけパスなんてできません。きっちり調べたうえでコ...
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永遠の図書室通信 第2話「二・二六事件」
皆さまごきげんよう。「永遠の図書室」店番でございます。
しかし寒い日々が続きますね。温暖な気候で自慢の館山も例外ではなく、少し外に出ただけで身が凍りそうになります。布団とこたつが恋しいですね。
雪が降り、身の凍るような早朝……と言うと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
そう、「二・二六事件」です。本日は「二・二六事件」のコーナーについてのコラムを書いていこうと思っております。かく言う私が近代史に興味を持ったのは、この「二・二六事件」が切っ掛けでした。そのため226関連の話になると早口になり、饒舌になり、暴走機関車になってしまう有様です。ですので今回はいつも以上に乱文になってしまうかもし...
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永遠の図書室通信 第1話「自衛隊・国防」
皆さまこんにちは、あるいはこんばんは。「永遠の図書室」店番を務めております者です。おかげさまで栄えある第0話が掲載となりました。防衛日報社様、本当にありがとうございます。
さて前回お伝えした通り、今回から本格的に「永遠の図書室」にあります本をカテゴリーごとに紹介していきたく思います。第一階にてご紹介するのは、入ってすぐに目に入る大きな棚……の、左端。「自衛隊・国防」コーナーです。
館山には海自の航空基地隊があります
「自衛隊」といえば、館山には海上自衛隊館山航空基地隊があります。小さいころから「地元に自衛隊がある」という認識が当たり前な部分がありましたので、なんとなく馴染み深いと言います...
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永遠の図書室通信 第0話「ごあいさつ」
初めましての方もそうでない方もこんにちは。今回僭越ながら筆を執らせていただきました、「永遠の図書室」の店番でございます。
今回、縁あって防衛日報社様にお声を掛けていただいたのですが、まさか自分が書くことになろうとは……当方あまり文才が無いので、至らぬ部分がありましても寛大な心で読んでいただけたらと思います。
「永遠の図書室」って何?
さて、初回なのでまずは「永遠の図書室」って何?という話から始めましょうか。
永遠の図書室は千葉県の南端、海のきれいなまち・館山市にあります、いわゆる「時間貸しの図書室」です。コワーキングスペース・自習室としてもお使い頂けるので、広くご利用いただけます。お茶や...