「使命と覚悟 ~隊員インタビュー」⑧ 引木 樹里 陸士長
特別企画「使命と覚悟ー東日本大震災10年」では、それぞれの生き方、思いなどを紹介する。第8回目は、自衛隊の災害派遣活動に触れ入隊を志願し自衛官となった引木樹里陸士長です。
引木 樹里 陸士長(27)陸上総隊中央特殊武器防護隊
引木が岩手県紫波町で被災したのは、高校2年の時だった。今でも、「あの体験がなかったら、自分はまったく違う仕事をして、違う人生を歩んでいたんだろうな」と思うことがある。引木は、被災地で活動する自衛官の姿から、人生を変えるほどの「大きな感銘を受けた」と言う。
小さい頃から、なぜか迷彩服が大好きな女の子だった。それが高じて、よく地元の岩手駐に隊員が銃剣道の練習をしている様...