凍てつく大地を溶かす 熱き団結心|陸上自衛隊旭川駐屯地
道北の防衛を担う陸自2師団。2月、その要となる旭川駐屯地(司令・2師団副師団長=宮﨑陸将補)を取材した。
隊員は北海道で東千歳駐に次ぐ約3000人。雪に覆われ、凍てつく厳しい寒さの中、この冬も日夜、さまざまな活動に汗を流している。
旧陸軍第七(しち)師団の流れをくみ、明治の開拓期に札幌から旭川に移駐。それとともに、街が形成された歴史があり、北北海道の拠点・旭川市の発展にも大きく寄与してきた。まさに、「旭川の街と市民とともにある」と宮﨑司令が胸を張る駐屯地なのだ。
そこには、強い団結心を持ち、地域と一体となり、一面に広がる雪景色を溶かすかのように、日々の活動に邁進(まいしん)する熱き隊員た...