新春特別インタビュー 山村元海上幕僚長
「防衛力整備計画の3年目 『海の守り』正念場」
防衛力整備計画の3年目となる令和7年が明けた。日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増し、さらなる強化が求められる。中国の海洋進出が続く中、とくに南西諸島対策は喫緊の課題となる一年でもある。海上保安庁との「統制要領」、今年度末にも編成される統合部隊「自衛隊海上輸送群(仮称)」など「海の守り」の動きも活発化するだろう。一方で、3月にも発足予定の「統合作戦司令部」は日米同盟のさらなる強化に向け、新たな一歩となる。新春特別インタビューでは、山村浩元海上幕僚長に登場してもらい、海上防衛を中心に7年の日本の防衛を占ってもらった。
(聞き手=防衛日報社顧問・岳中純郎)
南西諸島
「輸送力」と「陸上防衛...