【被災地で備えるー 多賀城駐22即機連の報告㊦】原子力防災訓練に参加
原発事故が投げかけた大きな課題
【2022年3月11日(金)1面】 あの「3・11」からきょうで11年。東日本大震災の大地震と大津波で街は壊滅的な被害を受け、多くのかけがえのない人たちを失い、「当たり前の日常」が消えた。この11年、被災地のライフラインは取り戻した。だが、福島県はなお復興途上。そこにあるのは、原発事故にほかならない。原発の「安全神話」の中、緊急時の対応に多くの課題を残し、以後、国はさまざまな対策に乗り出したが、課題は山積している。企画「被災地で備える」の2回目では、国の原子力総合防災訓練と一体となり、震源地に近い宮城県の女川原発での初開催となった同県の防災訓練に参加した多...