偵察航空隊 59年の歴史に幕|空自百里基地
空自百里基地所属の偵察航空隊(司令・朝倉1空佐)は3月26日、同日をもってその59年の歴史に幕を閉じた。
日本を守るため、昼夜を問わず全国の空を飛び回り、有事や災害の際などの情報収集任務を担って活躍してきたが、機体の老朽化などのため部隊の廃止が決まり、歴史に幕を下ろした。同隊の任務は今後、各部隊の戦闘機や無人機に引き継がれ、隊員たちは他部隊に異動となる。
偵察航空隊は、空自唯一の偵察専門部隊として昭和36年に松島基地に誕生後、同50年には百里基地に拠点を移転。これまでに、東日本大震災や昨年秋の台風19号による災害にも現場に急行し、数多くの災害で上空から撮影を行って報告した。
偵察航空隊で...