キラリ☆輝く女性自衛官

体育学校で「次」を見据える日々（4/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に、67年の歴史を持つ自衛隊広報紙「防衛日報」が独自取材で迫ります *キラリ☆輝く女性自衛官～濵田尚里1陸尉（自衛隊体育学校）編** 東京2020オリンピックで、2つのメダル（個人・金、混合団体・銀）を獲得した自衛隊体育学校の濵田尚里1陸尉。無観客という異例の事態にはなったが、オリンピックの雰囲気は十分味わえただろうか。

編集部 @ dailydefense

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体育学校入校から東京五輪まで（3/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に、67年の歴史を持つ自衛隊広報紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～濵田尚里1陸尉（自衛隊体育学校）編濵田尚里1陸尉は、鹿児島南高→山梨学院大学を経て、2013年に「体育特殊技能者」として自衛隊体育学校に入校している。高校・大学時代には、まだ世界のトップレベルというほどの実績は残していなかったが、大学卒業直前の2013年3月24日にはサンボの国際大会の80キロ級で優勝。そうした取り組みや伸びしろを見ていた体育学校のコーチから声が掛かり、「自衛官アスリート」の道を選んだ。

編集部 @ dailydefense

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「寝技の女王」誕生まで（2/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に、67年の歴史を持つ自衛隊広報紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～濵田尚里1陸尉（自衛隊体育学校）編濵田1尉の柔道の原点は自衛隊にある。こう書くと少々オーバーかも知れないが、実際に濵田1尉が柔道を始めたのは、陸上自衛隊国分駐屯地（鹿児島県霧島市）の国分西柔道クラブにおいてだった。

編集部 @ dailydefense

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4戦オール一本勝ちで「金」（1/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に、67年の歴史を持つ自衛隊広報紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～濵田尚里1陸尉（自衛隊体育学校）編東京2020オリンピックで、日本柔道は過去最多のメダル12個（個人11、団体1）を獲得した。しかも、個人11個のうち9個が金メダル。男子では60キロ級の高藤直寿選手、66キロ級の阿部一二三選手、73キロ級の大野将平選手、81キロ級の永瀬貴規選手、100キロ級のウルフ・アロン選手の5人。女子では52キロ級の阿部詩選手、70キロ級の新井千鶴選手、78キロ級の濵田尚里選手、78キロ超級の素根輝選手の4人が世界の頂点に立っ...

編集部 @ dailydefense

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パリ五輪は「考え中」（4/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に、67年の歴史を持つ自衛隊広報紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～並木月海3陸曹（自衛隊体育学校）編コロナ禍で無観客での開催となった東京2020オリンピック。初出場で銅メダルを獲得し、閉会式に参加した並木3曹は、その光景を目に焼き付けた。

防衛日報取材班 @ dailydefense

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「自分のスタイル」でメダル獲得（3/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に、67年の歴史を持つ自衛隊広報紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～並木月海3陸曹（自衛隊体育学校）編無敗を誇った高校時代を経て、2017年に自衛隊体育学校に入校した並木3曹だが、最初の1年はなかなか思うような結果を残せなかった。この年の国体（愛媛）では、決勝に進むも、日本女子で初めて世界選手権でメダルを獲得（2014年、銅メダル）している強豪の和田まどか選手（福井県体協）に敗北。続く全日本選手権では同門の晝田瑞希（ひるた・みずき）陸士長に敗れた。

防衛日報取材班 @ dailydefense

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高校では無敵。そして自衛隊体育学校へ。（2/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に、67年の歴史を持つ自衛隊広報紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～並木月海3陸曹（自衛隊体育学校）編並木3曹と格闘技の最初の出会いは、空手だった。3人のきょうだい（5歳上の姉、4歳上の兄、2歳上の兄）がみんな極真空手の道場に通っていたことから、末っ子の並木3曹もごく自然に空手を始めた。

防衛日報取材班 @ dailydefense

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女子ボクシング初の五輪代表（1/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に、67年の歴史を持つ自衛隊広報紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～並木月海3陸曹（自衛隊体育学校）編東京2020オリンピック、ボクシング女子フライ級準決勝。ブルガリアのクラステバ選手に判定で敗れ、決勝進出を逃した並木月海3陸曹（自衛隊体育学校所属）は、悔し涙を抑えることができなかった。ボクシングは3位決定戦がないため、この試合が始まる時点ですでにメダルの獲得は決定していたが、頂点だけを目指していた並木3曹にとっては、銅メダル獲得の喜びより、金メダルに届かなかった悔しさの方が大きかったのだ。オリンピックの激闘から...

防衛日報取材班 @ dailydefense

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女性自衛官へ、そして自衛官をめざす若者たちへ（4/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に67年の歴史を持つ自衛隊専門紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～小野打泰子空将補（第4術科学校長兼熊谷基地司令）編小野打司令が入隊したのは、1987年（昭和62年）。その年、一般幹部候補生の同期の女性は3人だけだった。その他、部内幹部課程にも女性が一人いたが、今では誰も残っていない。

防衛日報取材班 @ dailydefense

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将官としての歩み（3/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に67年の歴史を持つ自衛隊専門紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～小野打泰子空将補（第4術科学校長兼熊谷基地司令）編情報幹部として実績を積んできた小野打司令のキャリアの中で、ひと際異彩を放っているのが「第6高射群司令」という職務である。

防衛日報取材班 @ dailydefense

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確かな情報分析力（2/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に67年の歴史を持つ自衛隊専門紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～小野打泰子空将補（第4術科学校長兼熊谷基地司令）編子供の頃、「００７」にハマり、国際社会で情報戦を繰り広げるスパイに憧れたという小野打司令は、青山学院高等部から青山学院大学へ進学する。余談だが、青山学院高等部の１学年下には、数年後に『15の夜』でデビューを飾り、若者たちのカリスマとなったシンガーソングライターの尾崎豊がいた（高校は中退）。

防衛日報取材班 @ dailydefense

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きっかけは「００７」（1/4話）

自衛隊の新時代を切り開く女性自衛官たちの活躍に67年の歴史を持つ自衛隊専門紙「防衛日報」が独自取材で迫りますキラリ☆輝く女性自衛官～小野打泰子空将補（第4術科学校長兼熊谷基地司令）編階級社会である自衛隊において、現在、海上自衛隊の近藤奈津枝海将補とともに女性自衛官で最も高い地位にいるのが、今回ご登場いただく航空自衛隊の小野打泰子空将補だ。つまり、女性自衛官の出世頭である。自衛隊の階級は、表のように細かく分かれているが、将補の上には幕僚長と将（陸海空自でそれぞれ陸将、海将、空将という）しかいない。ただ、幕僚長というのは将官の中の役職であり、厳密に言えば階級ではないので、将補は階級...

防衛日報取材班 @ dailydefense

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