人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

さて前回(85回・1/13)は、
優しい言葉は誰でも受け取ることが
できるけれど、
運命の扉を開けることのできる人は
厳しい言葉に愛を感じることができる人。
優しくない言葉の裏に優しさを感じられる
ようになりましょう、という話をしました。

学校を卒業したら勉強しなくてはなりません。
社会人の勉強は受験勉強・お勉強とは
違います。
毎日、実務を積みながら自分を
いかに伸ばすか、は生きた勉強を
続けられるどうか、なのです。

社会人の勉強は3つあります。
読むこと、書くこと、人と会うこと、です。
この3つがなかった日は
何もしなかったことと同じです。

何も読まなかった日は
何もしなかったのと同じです。
仕事の資料だけでなく
お客様に関すること、
市場・マーケットのことなど
読むことでインプットされます。
インプットがなければいいアウトプット
はできません。

何も書かなかった日は
何もしなかったことと同じです。
書くことで、ポイントがつかめます。
うろ覚えでなく、自分で説明できるように
なります。

誰にも会わなかった日は
何もしなかったことと同じです。
会うことで大きな刺激を
得られます。
会うことはまた聞く勉強・話す勉強にも
なります。

読む、書く、会うがなかったまま
1日を終えてはいけません。
読む、書く、会う、がない社会人は
顔を見ればわかるものなのです。

(了)

「援護を援護する」このコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第84回  難しそうにみえることを平気でやれる人になろう
第85回  厳しい言葉に優しさを感じられる人になろう

 自衛官の大半が若年定年制では50歳代半ば、任期制自衛官の多くが20~30歳代半ばで退職します。
 防衛日報デジタルでは「募集と援護」を「入口と出口」と称し、地本・部隊の日々の活動を伝えてまいりました。
 このコラムでは「出口」、つまり退職後の援護業務に着目し、防衛日報社としても自衛官の再就職を「援護」していきたいと考え、石塚氏とともに『援護を援護する』という企画を立ちあげました。みなさまに少しでも「援護」を知っていただけたら幸いです。

画像: 「援護を援護する」第86回 毎日読んで書いて会うことを続ける人になろう

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
http://kyujin-boshu.com/



This article is a sponsored article by
''.