人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

さて前回(84回・1/6)は、
人生は「難しそうに見えること」をどんどん
やってみよう。あれこれ最初から考えたり
心配することはあんまり意味がないですよ、
という話をしました。

本当に優しい言葉は
耳に痛いです。
誰だってうまくいっていないときほど
優しい言葉をかけてもらいたいものです。
でも時には厳しい指摘を受けることが
あります。
それを聞いた時は
「なんて冷たくて厳しいんだろう」
と誰しも思うものです。

しかし現状を打ち破って
より明るい未来を
より明るい明日を
ワンステップ上を
目指していく人には優しい言葉ではなく、
厳しい言葉が向けられるものです。

その時に、ああ自分は叱られた、嫌われた
フォローがない、と思ったら、
その人はもう誰からも何も言われなく
なります。

愛があるからこそ
厳しい言葉になることもあるのです。
運命の扉を開く言葉は、
時に厳しい言葉です。
そこでハッと気づける人もいます。

一方で、人が落ち込んでいるときに
なんてキツいことを言うんだろう、
イヤな人だ、と思う人もいます。
そういう人はせっかくのチャンスや
宝物を逃してしまいます。

優しい言葉は誰でも受け取ることが
できます。
しかし運命の扉を開けることのできる人
は厳しい言葉に愛を感じることができる人
です。優しくない言葉の裏に優しさを
感じられる人なのです。
そういう人が他人から愛情を
受け取ることができるものなのです。

(了)

「援護を援護する」このコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。

第84回  難しそうにみえることを平気でやれる人になろう

 自衛官の大半が若年定年制では50歳代半ば、任期制自衛官の多くが20~30歳代半ばで退職します。
 防衛日報デジタルでは「募集と援護」を「入口と出口」と称し、地本・部隊の日々の活動を伝えてまいりました。
 このコラムでは「出口」、つまり退職後の援護業務に着目し、防衛日報社としても自衛官の再就職を「援護」していきたいと考え、石塚氏とともに『援護を援護する』という企画を立ちあげました。みなさまに少しでも「援護」を知っていただけたら幸いです。

画像: 「援護を援護する」第85回 厳しい言葉に優しさを感じられる人になろう

筆者プロフィール

石塚 毅(いしづか たけし)

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。


株式会社 求人
http://kyujin-boshu.com/



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