人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム
自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
さて前回(83・12/23)は、
納得できる人生を送っている人は
ほとんどが後天的な努力家。
素質だけで幸せになっている人は
1人もいませんよ、という話をしました。
人生は難しそうに見えることだらけです。
いざ取り掛かかろうとすると、
その対象は、憂鬱で面倒で
骨が折れそうに見えます。
難しそうに見えるものは
実は難しくないのです。
確かに難しそうに見えることばかりなのですが
でも実は「難しそうに見える」でしかないのです。
見え方が難しいのと、
実際にやってみて難しい、は
イコールではありません。
人生のほとんどのことは
「難しそうに見える」ことであって
難しいことではない、のです。
ちょっとの勇気を出して、
「エイッ」とやってみたら
難しそうに見えたことは
ただ「難しそうに見えた」だけということ
がわかります。
だから人生は「難しそうに見えること」を
どんどんやってみるのです。
あれこれ最初から考えたり心配することは
あんまり意味がないのです。
(了)
「援護を援護する」このコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。
毎週月曜日掲載です。
自衛官の大半が若年定年制では50歳代半ば、任期制自衛官の多くが20~30歳代半ばで退職します。
防衛日報デジタルでは「募集と援護」を「入口と出口」と称し、地本・部隊の日々の活動を伝えてまいりました。
このコラムでは「出口」、つまり退職後の援護業務に着目し、防衛日報社としても自衛官の再就職を「援護」していきたいと考え、石塚氏とともに『援護を援護する』という企画を立ちあげました。みなさまに少しでも「援護」を知っていただけたら幸いです。
筆者プロフィール
石塚 毅(いしづか たけし)
1970年新潟県出身。
前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。