木原稔防衛大臣は9月12日、防衛省でフィンランドのハッカネン国防大臣と会談し、防衛装備移転や情報保護の枠組みの構築に向け、検討を進めることで一致した。

 木原氏は会談で、同日、北朝鮮から弾道ミサイルが発射されるなど、日本を取り巻く安全保障環境の厳しい現状を述べた上で、「防衛装備移転と情報保護の枠組みの構築に向けた検討を進めるために協力していきたい」と話した。

 一方、ハッカネン氏は連携を強めるロシアと北朝鮮を引き合いに出し、「NATO加盟国として日本と防衛協力をさらに深めていきたい」と強調した。

 ウクライナへ軍事侵攻するロシアと国境を接するフィンランドは今年2月、北大西洋条約機構(NATO)に加盟するなど安全保障政策に力を入れている。日本とは2019年に防衛協力・交流の覚書を交わすなど交流を深化させている。


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