防衛省は9日、不審な衛星の動向を監視する多軌道観測実証衛星の製造・試験の実証事業について、キヤノン電子と契約したと発表した。同実証事業では低軌道(高度500~1000キロ)から静止軌道までの範囲で他国の衛星攻撃衛星(キラー衛星)や情報収集衛星(スパイ衛星)の動向を把握する「宇宙領域把握(SDA)衛星」の開発を進める。民間ロケットでの打ち上げも視野に入れる。こうした民間事業者と連携した実証事業を進め、宇宙空間の安全で安定的な利用を確保するSDA能力の向上を図る。

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