統合幕僚監部は2月14日、タイ・米国が主催する多国間共同訓練「コブラ・ゴールド23」に参加すると発表した。
宇宙・サイバー攻撃も演練
訓練は、(1)国際平和共同対処事態や宇宙・サイバー攻撃などの対処に係る幕僚訓練(2)在外邦人らの保護措置に係る練度を維持・向上し、緊急事態における在外邦人らの警護、迅速な退避、安全の確保のために万全の態勢を構築するとともに、人道支援・災害救援活動など、一国では対応が困難な課題に対し、多国間協力による対処能力を向上させることにより、自衛隊の統合運用能力の維持・向上を図り、参加各国との連携の強化と相互理解の増進を図る―のが目的。
2月9日から3月10日まで、タイ王国と日本国内(防衛省市ケ谷地区)で実施され、日本以外の参加国は、タイ、米国、インドネシア、マレーシア、韓国、シンガポール、オーストラリア、中国、インド。
日本の参加部隊などは、内局、統幕、陸幕、陸上総隊、自衛艦隊、システム通信隊群、空幕、航空総隊、航空支援集団、航空教育集団、航空システム通信隊、航空自衛隊補給本部、自衛隊サイバー防衛隊、情報本部で、人員約130人と装備品など。
自衛隊は、平成17年から参加しており、19回目の参加となる。