【2022年8月10日(火)1面】 統合幕僚監部は8月5日、同4日午前から夜にかけて、中国の偵察型無人機(BZK005)1機、偵察/攻撃型無人機(TB001)1機が東シナ海方面から飛来し、沖縄本島と宮古島(沖縄県)との間を通過して太平洋に入り、先島諸島の南の太平洋上で旋回後、反転。再び沖縄本島と宮古島との間を通過し、東シナ海に入ったことを確認したと発表した。

 また、推定中国の無人機(推定)1機が東シナ海から飛来し、台湾北東沖の公海上空を旋回飛行していることを確認したという。日本領空への侵犯はなかった。

 これらの動きについて、岸防衛大臣は5日午前の記者会見で、中国が台湾周辺で実施している軍事演習と関連性があるとの見方を示した。3機は、中国が設定した軍事演習のエリアを通過したとみられる。大臣は「中国軍の動向を注視しつつ、対領空侵犯措置に万全を期す」と述べた。

 一方、統幕によると、8月4日、海自が同3日午前6時ごろ、久米島(沖縄県)の北西約160キロの海域を南東進する中国海軍シュパン級測量艦1隻を確認したと発表した。測量艦はその後、沖縄本島と宮古島との間の海域を南東進して太平洋に進出したという。

 これらに対し、防衛省・自衛隊が情報収集・警戒監視を行った。


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