【2022年6月29日(水)2面】 統合幕僚監部は6月23日、同日午後、中国軍用機「H6爆撃機」3機が東シナ海方面から飛来。沖縄本島と宮古島との間を通過し、太平洋上で旋回後、反転。再び沖縄本島と宮古島との間を通過し、東シナ海に向かったことを確認したと発表した。
また、6月24日午前には、中国軍用機「Y9情報収集機」1機も同様に、沖縄本島と宮古島との間を通過し、太平洋上で旋回後、反転。再び沖縄本島と宮古島との間を通過したことを確認したという。
これらに対し、統幕は「空自の南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させるなどして、継続的に監視を行った」としている。
艦艇3隻は列島周回か
統合幕僚監部は6月20日、海自が同19日午後2時ごろ、金華山(宮城県)の東約220キロの海域を南進する中国海軍艦艇レンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦1隻、フチ級補給艦1隻の計3隻を確認したと発表した。
これらの艦艇は、20日午前10時ごろには、犬吠埼(千葉県)の南東約220キロを引き続き南西進したことを確認したという。
また、これらの艦艇は、6月12日から13日にかけて対馬海峡を北進しており、このうち、レンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦1隻は、同16日から17日にかけて宗谷海峡を、また、フチ級補給艦1隻は、同16日に津軽海峡を、それぞれ東進したものと同一で、日本列島を周回するようなコースとなっている。
防衛省・自衛隊は、海自7護衛隊所属「まきなみ」(大湊)により、情報収集・警戒監視を行った。