【2022年6月23日(木)2面】 統合幕僚監部は6月16日、海自が同15日正午ごろ、襟裳岬(北海道)の南東約280キロの海域を南進するロシア海軍艦艇ウダロイⅠ級駆逐艦2隻、ステレグシチーⅡ級フリゲート1隻、ステレグシチー級フリゲート3隻、マルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦1隻の計7隻を確認したと発表した。
これらの艦艇が6月16日午前9時ごろには、犬吠埼(千葉県)の南東約180キロの海域を引き続き南西進したことを確認したという。
ウダロイⅠ級駆逐艦1隻、マルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦1隻を除く艦艇は、6月9日に根室半島(北海道)の南東約170キロの海域で確認されたものと同一。
また、同時刻ごろには、龍飛崎(青森県)の南西約130キロの海域を北東進する中国海軍ドンディアオ級情報収集艦1隻、フチ級補給艦1隻を確認した。その後、艦艇は津軽海峡を東進したという。
防衛省・自衛隊は、中露艦艇がいずれも日本列島を周回するような動きを見せていることに警戒を強めている。