【2022年5月26日(木)2面】 沖縄南方の海域で5月上旬から、艦載戦闘機やヘリなどの発着艦を続けていた中国海軍の空母「遼寧」について、統合幕僚監部は5月22日、同21日午後5時ごろ、宮古島(沖縄県)の東約220キロの海域で海自がミサイル駆逐艦3隻、高速戦闘支援艦1隻とともに確認したと発表した。

 また、21日午前10時ごろ、宮古島の東約170キロの海域でフリゲート1隻、同午後3時ごろには、宮古島の東約180キロの海域でミサイル駆逐艦1隻を確認した。

 これら7隻はその後、沖縄本島と宮古島との間の海域を北西進し、東シナ海へ向けて航行したという。中国に戻るとみられる。

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 一方、5月19日には、宮古島と種子島(鹿児島県)の海域をそれぞれ別の艦艇が通過したことが確認された。

 統幕によると、19日午前8時ごろ、海自が宮古島の北約150キロの海域でミサイル駆逐艦1隻、フリゲート1隻、補給艦1隻の計3隻を確認した。その後、沖縄本島と宮古島との間の海域を南東進し、太平洋に向けて航行したという。

 19日午前9時ごろには、種子島の東約100キロの海域で情報収集艦が西進。その後、大隅海峡を西進し、東シナ海に向けて航行したことを確認したという。

 海自1海上訓練支援隊所属「くろべ」(呉)、1航空群所属「P1」(鹿屋)などにより情報収集・警戒監視を行った。


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防衛省 統合幕僚監部
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