【2022年5月24日(火)1面】 統合幕僚監部は5月18日、中国軍の軍用機「H6爆撃機」2機が同日午前、東シナ海方面から飛来し、沖縄本島と宮古島との間を通過して太平洋に入り、太平洋上で旋回後、反転し、再び沖縄本島と宮古島との間を通過し、東シナ海に向かったことを確認したと発表した。
防衛省などによると、2機は対艦ミサイルの可能性があるものを搭載していたという。
これに対し、空自の南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させるなど、継続的に監視を行ったとしている。領空侵犯はなかった。
周辺の海域では、5月に入り、中国海軍の空母「遼寧」が沖縄南方の太平洋上の南西諸島や台湾に近接する海域で、300回以上にわたって艦載戦闘機やヘリコプターの発着艦をしていることが確認されており、今回の爆撃機の飛行もこうした中国の活発な行動の一環とみて分析をする。