【2022年4月14日(木)2面】 岸信夫防衛大臣は4月7日、フィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防大臣と会談を行った。両大臣の会談はテレビ会談を含め3度目。

 会談は約90分間行われ、両大臣は、ロシアによるウクライナ侵略、東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見を交換。航行および上空飛行の自由の重要性を確認した上で、国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法を遵守し、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を維持・強化していくことが重要であるという考えを再確認するとともに、力による一方的な現状変更を、インド太平洋、とりわけ東アジア・東南アジアで許してはならないとの認識で一致した。

 また、両大臣は、これまでの両国の安全保障面での連携の深化を歓迎するとともに、共同訓練などの協力を一層推進することで一致。防衛装備・技術協力をさらに推進していくとした。

 さらに、岸大臣から、人道支援・災害救援(HA/DR)や航空医学、艦船整備などの能力構築支援の進展を歓迎する旨を述べた上で、両大臣は、二国間の防衛協力・交流をさらに進めていくことで一致した。


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