【2022年3月24日(木)2面】 航空幕僚監部は3月15日、日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、同10日に米軍との共同訓練を実施したと発表した。空自の戦術技量、日米共同対処能力の向上が目的。

 訓練は3月10日、青森県三沢西方の日本海上の空域で実施され、空自3航空団(三沢)のF35A4機、北部航空警戒管制団(同)、米空軍のF35A4機が参加し、対戦闘機戦闘訓練を行った。

 日米のF35A戦闘機が、対戦闘機戦闘訓練を実施したのは初めて。

 岸信夫防衛大臣は3月15日の閣議後会見で、「日本海上で日米の第5世代戦闘機であるF35A同士が、初の対戦闘機戦闘訓練を行ったことは、空自の能力と日米間の共同対処能力の向上の大きな節目であると考えている」と述べた。

 空幕は「訓練は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策を講じた上で実施した」としている。


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