【2021年11月10日(水)2面】 統合幕僚監部は11月1日、中国海軍のルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦1隻が10月31日午前0時ごろ、久米島(沖縄県)の西北西約140キロの海域を南東進しているのを海自が確認したと発表した。
艦艇はその後、沖縄本島と宮古島との間の海域を南下し、太平洋に向けて航行した。
防衛省・自衛隊は、海自14護衛隊「せとぎり」(舞鶴)と5航空群所属「P3C」(那覇)で所要の情報収集・警戒監視を行ったとしている。
中国は、南西海域などでこれまでも艦艇が航行を続けている。10月18日から、ロシア海軍の艦艇と計10隻で編隊を組んで津軽海峡や大隅海峡を通過し、日本列島をほぼ一周するなどしており、防衛省・自衛隊は警戒を強めている。
また、統合幕僚監部は10月31日、中国のY9哨戒機2機が同日、東シナ海、太平洋上空を飛行し、戦闘機を緊急発進させるなどして対応したと発表した。