【静岡】板妻駐34普連(連隊長・深田1陸佐)は7月31日現在、3日に発生した静岡県熱海市での土石流災害に伴う災害派遣活動を継続している。
熱海市伊豆山では、いまだに多くの行方不明者がおり、捜索活動と倒壊家屋や流れ込んだ大量の土砂の除去などを実施している。
捜索活動にあたっては、大量の土砂に阻まれ、捜索する隊員は腰までつかりながら手探りで行方不明者の捜索、瓦礫の撤去、土砂の排除などを行い、高温多湿の蒸し暑さの中、汗と泥にまみれながら懸命な活動を継続している。
7日から捜索活動の効率化を図るため、小型ショベルドーザ、資材運搬車の機械力を投入し、土砂の排除や道路啓開を開始した。
また、現場は土砂崩れの再発の可能性もあり、情報小隊が土石流発生の起点近くを監視するとともに、カメラ付きのドローンを使って活動状況などを記録・配信し、上級部隊への情報提供なども行っている。
34普連は「引き続き行方不明者の捜索、瓦礫・土砂の排除を実施し、現地のニーズに応じた活動を継続していく」としている。