こんにちは!
元消防士のよろずです(`・ω・´)b

今回はあなたの家にも必ずある住宅用火災警報器(以下住警器)について紹介して行きます!

住警器とは?

住警器とは火災が発生したことをいち早くサイレンなどで私たちに教えてくる警報器です。

例えば就寝中は普段なら気づける音や光、臭いを察知することが難しくなります。
そうすると火災が発生したとしても、気づいたときには逃げ道が無くなっていることが多くあります。

この時命を守ってくれるのが住警器です。
サイレンで火災が発生したことを知らせてくれます!

最近では火災が発生した部屋の警報器が連動して、火災が発生していない部屋にサイレンを鳴らしてくれるものもあります。
(連動型住宅用火災警報器)
住警器は設置が義務化されているのでついていない場合はホームセンターなどで購入しましょう!

次は実際に住警器が役に立った事例をみていきましょう!

付けてて良かった住警器!!

ここでは実際に住警器が人命、財産を救った事例を3つ紹介します。

【布団の再燃火災】

男性(50代)は、飲酒しながら喫煙した際に、たばこの火種が座布団に落ちて着火し、火災となりました。男性はすぐに気がつき、台所から鍋に水を汲み消火しましたが、完全に消火できておらず、数時間経過した後、再出火しました。
隣人Aは自宅にいたところ、住宅用火災警報器の鳴動音が聞こえてきたことから、外に出て確認すると換気扇から白煙が出ていたため、119番通報しました。その後、玄関ドアを叩く音で目覚めた隣人Bが、火元部屋の玄関と窓を叩くと、就寝中だった居住者が玄関を開放し、中を見ると奥の部屋に炎が見えたので、台所の鍋に水を汲み、初期消火しました。

住警器がなければ隣人の方も男性も火災に気づかず男性の命、住宅が失われる可能性がある事例でした。

火が付いた布団や座布団は消火器や水で初期消火プラス水に付け込まないと再燃する可能性があります。
再燃火災を防ぐためにもお風呂に水などを貯めて付け込みましょう。

【お線香が火災の原因へ】

仏壇に供えた線香が転倒し、近くにあった座布団に引火した。気づかずにその場を離れていたが、住宅用火災警報器が作動したため、すぐに駆けつけて初期消火に成功し、大事には至りませんでした。

お線香をあげてすぐに出掛けるときは消していくか線香を短くすると良いかもしれません。

【調理をするときは離れない】

コロッケを揚げていた時に来客があり、ガスこんろの火を消さずにその場を離れて対応したため、火がついたままであることを忘れてしまいました。
その後、てんぷら油の温度が上昇して燃え上がり、付近のタオルやのれんを焦がしましたが、住宅用火災警報器が作動したので火災に気が付き、隣家に知らせたので、隣家の男性が自宅の消火器で消火しました。
てんぷら火災による奏功事例は多数あります。

天ぷら油や煮物などをしているときに来客、うたた寝などをしてしまい過熱が原因で出火する事例は多くあります。
火災を防ぐためには調理から離れるときは火を消すことです。

とはいえ、ちょっとくらい良いやというのが心情だと思います。
もしも住警器があればこの事案のように危険な状態だと警報で教えてくれます。
消火器とセットで設置しておきましょう!

そんな命と財産を守ってくれる住警器ですが、電池切れや故障で機能しない場合があります。
機能するかどうか点検をしてみましょう!

住警器を点検しよう!

住警器は電池で動く消耗品です。
10年で何かしらの不具合が発生する可能性が高くなり交換する必要性が出てきます。

設置場所と点検方法をみていきましょう!

住警器の設置場所は?

・居間
・リビング
・子供部屋
・寝室など普段使う部屋
・階段
・台所
上記の天井もしくは壁に設置がされています。

設置基準としては寝室、子供部屋、高齢者の居室、階段最上部が義務となっています。

点検の仕方は?

テストボタンを押す、もしくはひもを引きます。

画像1: 点検の仕方は?
画像2: 点検の仕方は?

この時に音が鳴らない場合は電池切れもしくは故障しています。
住警器は消耗品ですので交換して下さい。

交換するために免許などは必要ありません(`・ω・´)b
ホームセンターなどで購入できますよ!

東京消防庁の新たな取り組み

画像: www.tfd.metro.tokyo.lg.jp
www.tfd.metro.tokyo.lg.jp

東京消防庁では住宅用火災警報器の点検を推進していくために新たな取り組みを始めています!

よろずの坂の発信局の発信局マスコットキャラクター「かめたん」

Twitterにて点検をした写真を #ゲッコウレスキュー を添えて投稿するとエンブレム入りの写真を送ってくれます!

Twitter: @Tokyo_Fire_D_GR tweet

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まとめ

今回は住宅用火災警報器の点検をメインに紹介させて頂きました!
住警器は静かにあなたの安全と安心を火災から守っています。
この記事をきっかけに、まずは寝室の住警器を点検してみましょう(`・ω・´)b

ブログにて住宅用火災警報器について防災小説を書いています。
より読んで見てください(`・ω・´)b

Twitter: @survival_labo tweet

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防災コミュニティ「学防 manabou」

 【防災コラム】は、防災コミュニティ「学防 manabou (防災・防犯学習コミュニティ)」の運営メンバーが週替わりで発信しています。

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