(左から)長男 秋本龍成陸士長、父 秋元真一曹長、次男 秋本鴻明1陸士

 【広島】海田市駐47普連(連隊長・佐藤1陸佐)本部3科で先任陸曹として勤務する秋本真一陸曹長(46)は現在、2人の息子とともに同駐で国防の任務にあたっている。

 長男の龍成(りゅうせい)陸士長(21)は、父の影響を受けて平成30年4月に陸上自衛隊に入隊。同駐46普連2中隊で通信手を務めている。次男の鴻明(こうめい)1陸士(19)は、身体を鍛えたいという理由から自衛隊を志願。令和2年4月に入隊し、同9月に新隊員後期教育課程を修了後、兄と同じ46普連に配属された。

 秋本曹長は、2人の入隊について、「息子たちには入隊を勧めたことはないし、家では仕事の話はほとんどしたことがない。息子たちには他の仕事を選んでもらいたいと思っていた。長男からは、早い時期から自衛隊に入ることを聞かされていたが、次男のときは、高校の3者面談で先生から初めて聞かされて驚いた」と振り返る。

 長男の龍成士長は父について、「仕事の悩みを相談すると何でも答えてくれるので頼りになる」と語り、次男の鴻明1士は、「たくさんの人に『秋本曹長の息子さんですか』と声を掛けられ、父の真面目な勤務ぶりが職場で信頼を得ていると感じる。父は兄と私専属の射撃の教官であり、家に帰って射撃について質問すると的確なアドバイスをしてくれるので心強い」と胸を張った。2人にとって、「父親は自衛官の模範」なのだ。

 秋本曹長は、「親子3人で自衛隊、しかも全員普通科で同一駐屯地、勤務隊舎も隣同士で、共通の話題も多く、時には同じ訓練に参加することもあり、子供の成長を身近に感じることができる」と、この状況を楽しんでいる様子。

 一方、2人には、「これから先、さまざまな困難が待ち受けていると思うが、自ら自衛官という仕事を選んだからには、一つひとつその困難を乗り越えて、自分の理想とする自衛官像に向かってしっかり頑張ってほしい」とエールを送る。

 47普連広報班は「秋本親子は国防の任務に誇りを持ち、今後も家族で切磋琢磨していく」としている。

画像: 百万一心の石碑前にて記念撮影

百万一心の石碑前にて記念撮影


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陸上自衛隊 海田市駐屯地
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