統合幕僚監部は1月8日、ソマリア沖・アデン湾での海賊対処のために派遣しているP3C哨戒機の昨年12月の活動状況を発表した。対処などを実施した事例はなかった。(他写真5枚)

 発表によると、12月1日から31日の飛行回数は20回(累計2653回)、飛行時間は約120時間(同1万9610時間)、確認した商船は1723隻(同22万2592隻)。護衛艦、外国の艦船や民間商船などへの情報提供は41回(同1万5155回)だった。

 一方、12月に中東地域で日本関係の船舶の安全確保に必要な情報収集に従事した水上部隊(派遣情報収集活動水上部隊)と航空隊(派遣海賊対処行動支援隊)の活動状況についても発表した。

 水上部隊はオマーン湾とアラビア海北部の公海で活動し、船舶4305隻(累計3万4179隻)を確認。航空隊はアデン湾とアラビア海北部の西側の公海で活動し、船舶1741隻(同2万1685隻)を確認した。両隊が活動した海域では、特段の異常は確認されていない。

 <防衛日報 2020年1月19日(火)1面>

画像: 発艦する「ありあけ」搭載ヘリコプター

発艦する「ありあけ」搭載ヘリコプター

画像: 船舶を確認中のP3C搭乗員

船舶を確認中のP3C搭乗員

画像: 船舶情報を確認中のP3C搭乗員

船舶情報を確認中のP3C搭乗員

画像: 情報収集を行うP3C搭乗員

情報収集を行うP3C搭乗員

画像: 情報収集を行う「むらさめ」乗員

情報収集を行う「むらさめ」乗員


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