【みんなのひろば】抱負は、丑のように「謙虚」｜豊川駐屯地より

　「みんなのひろば」は自衛隊員や隊員の家族、自衛隊に協力している方々などの手記をご紹介しています。本日は豊川駐屯地より届きました年女・年男を特集でお届けいたします。

抱負は、丑のように「謙虚」
吉田 美津子 2陸曹（豊川駐屯地 第49普通科連隊 本部管理中隊）

　4回目の年女を迎え、抱負として「謙虚」を挙げたいと思います。

　十二支の順番が決まった由来の神話の中で、丑（うし）は自分が歩くのが遅いことを自覚していたので、神様にあいさつするために前日の晩から出発し、最後は背中に乗っていた子（ねずみ）に1番の座を譲ったが、2番になったとされています。丑は自分の能力を過信せず、謙虚であるから成果を出せたのだと思います。

　人は皆、傲慢です。当然、私もそうです。自分の能力を過信して傲慢になってしまうことは退化の始まり。謙虚とは、卑屈でも傲慢でもなく素直な状態をいいます。素直に相手の意見を受け入れること、自分の至らない部分は素直に認め、改善していくことで人は成熟できると思います。

　残りの人生、十二支の丑のように謙虚になり、周囲の人のいい部分を吸収し、よりよい自分になろうと努力していきたいと思います。