【神奈川】武山駐31普連(連隊長・川村1陸佐)は11月8日、横浜、川崎両市で実施された総合防災訓練に参加した。訓練は両市の防災関係機関、地域住民らとの連携強化などが目的。
横浜市の訓練は磯子区の根岸中学校で実施され、本部管理中隊の中隊長以下26人が参加した。地震発生後の2輪隊(自衛隊・消防隊の自動二輪車)による被災地の情報収集のほか、情報小隊による倒壊家屋に取り残された要救助者の確認、指揮所における関係機関との情報共有、救助班による倒壊家屋からの要救助者の救出、トリアージ・ポストへの搬送を実施した。
川崎市の訓練は、FUSOグリーンガーデンや等々力球場など市内各所で実施され、重迫撃砲中隊の中隊長以下19人が参加。救出救助訓練と救援物資輸送・受け入れ訓練を並行して行った。
救出救助訓練は消防と連携し、土砂の除去、家屋内に取り残された被災者の救出、トリアージ・ポストへの搬送までを訓練。救援物資輸送・受け入れ訓練は、自主防衛組織と連携し、水や非常食などの搬送と受け入れを実施した。
31普連は「訓練を通じ、消防や警察などの関係機関との連携を強化することができた。今後も連隊は新型コロナウイルス感染症対策を万全にし、あらゆる事態に対処する能力を向上させる」としている。
<防衛日報 2020年12月18日(金)1面>