【北海道】美唄駐2地対艦ミサイル連隊(連隊長・小橋1陸佐)は10月1、2の両日、同駐と美唄演習場で令和2年度「連隊武装走競技会」を実施した。
競技は中隊対抗と個人対抗で行われ、個人の名誉と中隊の優勝に貢献するため、隊員たちは小銃を携行し、距離2・8キロ、標高差最大30メートルの登坂コースをゴールを目指して駆け抜けた。また、統裁官の小橋1佐自らも競技に参加し、隊員たちとともに汗を流した。
激しい競り合いの結果、中隊対抗の部では、昨年度準優勝の本部管理中隊が他の部隊を抑えて悲願の優勝を果たした。中隊の練成コーチを務めた永井3陸曹は「昨年の雪辱を果たせて本当にうれしい。中隊のみんなの頑張りが、優勝につながった」と優勝旗を手にしながら、目を潤ませていた。
個人対抗の部では、1中隊の成田陸士長が連隊平均タイムを約5分上回る連隊トップのタイムで2連覇を果たしたほか、4中隊の新入隊員、藤好1陸士が、成田士長に続く連隊2位の好成績で走り切った。
表彰式で統裁官の小橋1佐は、「中隊が一丸となって前向きに競技に臨む姿を確認でき、競技会の目的を十二分に達成したと認める」と講評した。