デジタル版の連載記事「I♡JSDF(アイ・ラブ・ジェーエスディーエフ)」。この記事は、自衛隊が好きでインターネットなどで活動している皆さんをインタビュー取材し、その活躍を多くの方に知ってもらおう!という読み物企画です。第2弾は今年、ファン活動15年目を迎える「ブルーインパルスファンネット」さん。その長きにわたる応援歴のことや、皆さんの記憶にも新しい都心の感謝飛行の件もお伺いしてみました。

facebookの会員数は4.2万人!

-このたびは取材にご対応いただき、ありがとうございます。

管理人さん:いえいえ、お声かけいただきありがとうございます。我々でよろしければ喜んでお受けいたしますよ。

-ありがとうございます。ブルーインパルスファンネット(以下、BF)は、どんな団体なのでしょうか。

管理人さん:私たちは、航空自衛隊の第4航空団第11飛行隊、通称「ブルーインパルス」を応援する非営利目的の民間ファンサイトで、活動は15年目になります。現在は主にfacebookでファンコミュニティとして活動しており、おかげさまでフォロワーの人数は4万2000人を超えました。

-facebookやtwitterを拝見していますが、更新頻度が凄いですね。お仕事には影響ないんでしょうか?

管理人さん:仕事をサボってるわけではないのでご安心ください(笑) いまは私が主体となって運営しておりますが、実際には、例えば航空祭で私が写真撮影しているときに動画を撮影してくれるようなスタッフもいます。見え方としては誰が投稿しているかわからないのですが、スタッフと分担して発信しています。HP時代と違い、スマホがあればいつでもどこでも簡単に投稿はできますので、休み時間などには、タバコ一本吸う時間があれば一つ二つは投稿できます。ちなみにタバコはもうやめていますが。また、撮り貯めた写真はクラウドに上げてあり、いつでも必要な写真が取り出せます。そのほか、時間指定で投稿を仕込んでおき、皆さんにより見ていただけそうな時間帯に合わせて配信することもあります。

-いろいろと考えられているんですね。

管理人さん:もともとエンジニアなのでコンピュータの設定や操作も苦にならないんですよ。ブルーインパルスファンネットとは別の取り組みですが「自衛隊応援団」という実験的なtwitterアカウントを運営しています。そこでは防衛省のHP更新を自動投稿するような仕組みを仕込んでおり、たまに手を入れるくらいで、普段はまったく操作はしていません。ブルーインパルスの掲載された記事をシェアする発信も重視していますが、それも自分で毎日検索するのではなく、記事が掲載されればメールが来る仕組みを使っています。そうした運用効率重視のやり方で、更新頻度は多く感じられるかもしれませんが、投稿数だけでなく質も含めまだまだ十分ではないと考えています。

-「自衛隊応援団」ってBFの管理人さんが運営していたんですか! なぜ防衛日報デジタルはリストに入ってないんだろうかと、ずっと妬いていましたよ。

管理人さん:あはは。御社はWebサイトの更新情報を告げるtwitterを早くから始められていたじゃないですか。ですから逆に迷惑になるかと思って。

ブルーインパルスとの出会い

-そもそも、どうしてBFを立ち上げようと思ったのでしょうか?

管理人さん:かつて存在したブルーインパルスの愛好家が集まる「11sq.net」というサイトがありまして、そこの常連で気の合う仲間とブルーインパルスファンネットを始めました。11sq.netが閉鎖するときに「私がやる!」と宣言して仲間の協力を求めました。それがHPに載せている第1期ブルーインパルスファンネットのメンバーです。これは趣味が高じたバンド活動のようなものでした。でも、ブルーインパルスから空撮写真の提供を受けたり、デザイナーを入れたりして、ハイアマチュアな活動ではあったと思います。

画像: 管理人さんが選ぶ過去15年のベストショット第3位-2007年5月27日、美保基地航空祭にて ブルーインパルスファンネット様ご提供

管理人さんが選ぶ過去15年のベストショット第3位-2007年5月27日、美保基地航空祭にて

ブルーインパルスファンネット様ご提供

管理人さん:また、私自身、39歳の時にブルーインパルスに出会って、「遅すぎた。これを知らないのはもったいない。頂いた感動に恩返ししたい」という思いが強かったものですから、「より多くの人に知ってもらいたい、行けなかった方に実施した内容を伝えたい」という点に重きを置き、社会貢献を強く意識していました。

ーまさにファンサイトの鏡ですね。なかなか15年も続けられるものではないですよね。

管理人さん:でも、運営を進めていくうちに、やはり趣味の延長であると割り切っているメンバーや、同じスタンスと思っていたメンバーが実は全然違う考え方だとわかり、同じ方向を見ることができなくなっていきました。この第1期ブルーインパルスファンネットは、私がリーマンショックの頃に大病を患ったこともあり、遠征が難しくなり、休止状態となりました。2010年のブルーインパルス50周年行事でも、元々ブルーインパルスにご紹介頂き空撮写真の掲載など多大なご協力を頂いた赤塚聡カメラマン(元F-15パイロット、空自OB)の同行枠で祝賀会にお誘いいただいたのですが、それも行くことができず大変悔しい思いをしました。盛り上がる50周年の松島基地航空祭をネットで見るだけで、その時は本当に独りぼっちでした。

管理人さん:その後、東日本大震災もあり、ブルーインパルスは芦屋に展開したままとなりました。芦屋から展開しての航空祭やイベントが少しずつ始まりましたが、私は行くことができませんでした。すべて遠征やカメラ機材につぎ込んでしまい、蓄えもありませんでしたし、精神的にも行くことができませんでした。それでも徐々に関東近辺の航空祭には行くようにしましたが、その中で7年前の平成25年(2013年)9月7日の未明、百里基地航空祭へ向かう車のラジオから2020年の東京五輪開催のニュースが聞こえてきたのです。その時に再スタートを決意したのが現在の第2期ブルーインパルスファンネットの始まりです。

-"長い歴史にドラマあり"ですね。多くのグループが方向性の違いでメンバーが離れてしまいますしね。今でも初期メンバーで続いてるのはアリスくらいですよ。

管理人さん:いやいや、ほかにももっといると思いますよ、TUBEとか。TUBEっていうと我々にとっては3代前の5番機TUBEさん(TACネーム)なんですけどね(笑) ともかく、今日では管理人の私とブルーインパルスOBの吉田信也さん、そしてスタッフや協力者が何人かおります。運営体制はこのように変わってきましたが、将来いつか第1期オリジナルメンバーで一日だけ再結成、ひとつの航空祭をフルレポート、なんて日が来たらいいですね。嫌だって言われるかもしれませんが(笑)

画像: ブルーインパルスOBの吉田信也氏(現役当時)=前列右から2人目、同3人目は杉山良行元空幕長(4空団司令当時)2006年12月10日、那覇基地航空祭にて ブルーインパルスファンネット様ご提供

ブルーインパルスOBの吉田信也氏(現役当時)=前列右から2人目、同3人目は杉山良行元空幕長(4空団司令当時)2006年12月10日、那覇基地航空祭にて

ブルーインパルスファンネット様ご提供

管理人さん:それと私よりはるかに長く見てこられたファン、OB、そしてご家族の方々から、F-86FやT-2時代の写真を投稿頂いたりすることもあり、本当にありがたいと思っています。F-86Fの時代には公式展示記録に「松坂慶子来基」というのがあったのですが、その時のお写真を投稿頂いたときは本当にありがたかったし、ビックリしました。特定のメンバーの投稿中心でなく、たくさんの投稿者の皆さまあってのブルーインパルスファンネットです。これは第1期も第2期も変わりません。

都心上空を飛んだブルーインパルス

-今年5月29日、ブルーインパルスが都心上空を飛行し、新型コロナウイルスに対応する医療従事者の方などに感謝と敬意を示しましたが、いかがでしたか。

管理人さん:あの日は、仕事で都内での打ち合わせがあり、隅田川の駒形橋あたりで見ていました。そのとき一緒にいた上司が、お父様が元自衛官で、ご兄弟が現役の航空自衛官という空自ファミリーの人で、戦闘機や航空祭が大好きという、いわゆる"同志"でしたので、感慨もひとしおでした。

-感謝飛行について、ネットでもいろんな意見が飛び交ったように思いますが、長年ブルーインパルスを見続けてきた管理人さんとしては、率直なところ、どうお考えですか?

管理人さん:この時間とお金があったら他のことに使った方がいいという意見も耳にしましたが、そういった意見があってもいいと思っています。反対意見のない世界の方が信じられないですよね。ただ、これほど多くの人が一つになって、医療従事者などの方々への感謝と新型コロナ禍が終息する日を願ったような出来事は、今まで無かったのではないかと思っています。

画像: 2020年5月29日、管理人さん撮影によるブルーインパルスの感謝飛行 ブルーインパルスファンネット様ご提供

2020年5月29日、管理人さん撮影によるブルーインパルスの感謝飛行

ブルーインパルスファンネット様ご提供

管理人さん:第2期ブルーインパルスファンネットを始めたときの目標の一つが、「東京の空にブルーインパルスがオリンピックシンボルを56年ぶりに描き、それを国民がひとつになって見上げる日として迎える」というものでした。敗戦から立ち上がり、高度成長へと繋げたかつての日本国の自信を今一度思い出してほしいという願いを、私はブルーインパルスに託しています。感謝飛行は、その願いは叶うという確信を与えてくれるものでした。

-はい。誰もが行く先に不安に感じている今、国民の心を一つにするしかないですよね。あの日、ブルーインパルスは、その想いを一つにするための役割を十分に果たしてくれたのではないでしょうか。

--と、まだまだインタビューは続きますが、「サクッと読めるネット記事の限界は3分まで」との書き手の偏見(?)により続きは後編へ。次回お楽しみに。

画像: 【I♡JSDF】Vol.02 ブルーインパルスファンネット(前編)

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