【青森】空自3空団(司令・久保田空将補)基地業務群3基地防空隊は4月20日から24日の間、三沢基地で20ミリ対空機関砲(VADS)の運用要員教育を行った。
VADSは、「Vulcan Air Defense System」の頭文字をとった略名で、「基地防空の最後の砦」とも言われている。
VADS運用要員教育は、有事の際に航空作戦の戦力発揮の基盤となる基地を守るために、普段は航空機整備や基地業務を担っている隊員に対し、VADSの操作能力を付与する訓練。
今回は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により運用要員の行動範囲などに制限があったが、運用要員は国防への高い意識を持ち、真剣な表情で訓練に取り組んだ。その結果、教育を受けた6
人全員が、優秀な成績で認定試験に合格した。
3基地防空隊は「これからも、F35Aが全国で唯一配備されている基地の防空を担うという気概を持ち、部隊の精強化に努めていく」としている。