防衛基盤整備協会(鎌田昭良理事長)は11月25日、東京都新宿区のグランドヒル市ヶ谷で防衛基盤整備協会賞贈呈式を開き、三菱長崎機工、東洋紡、日本電気(ほかNECネットワーク・センサとトーキン)、三菱重工業の代表者に協会賞を贈呈した。来賓として髙橋憲一防衛事務次官や島田和久大臣官房長、武田博史防衛装備庁長官、山内大輔陸自補給統制本部長、伊藤弘海自補給本部長、三谷直人空自補給本部長らが出席した。
同賞は防衛装備品の生産や調達に関し、自主的な研究開発や生産技術の向上などで特に優れた業績を挙げた民間のグループや個人に対して贈られている。今回で40回目。
式辞で鎌田理事長は「賞は協会設立当初から実施している最も伝統的な公益目的事業であり、昭和54年度の第1回表彰以来、贈呈数の累計は本年度の4件を含めて219件に上る。防衛省や防衛関連企業を取り巻く情勢の変化を踏まえ、今後は調達に関わる情報セキュリティー強化のための施策など、新規の事業にも積極的に取り組んでいく」と述べた。
受賞企業・グループ、代表者(敬称略)、テーマは次のとおり。
三菱長崎機工=中村清明「結晶粒微細化防弾鋼板技術の開発」
東洋紡=木山幸大「個人用防護装備(防護衣)の軽量化による生理負担の軽減とCBRN防護性能の向上」
日本電気、NECネットワーク・センサ、トーキン=山本満「FMS調達イージス艦向けソーナー用国産送受波器の開発」
三菱重工業=大和辰徳「自律型水中航走式機雷探知機(OZZ―X)の開発」
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