【特集】「防衛力強化の現場から」Vol.4
北大東島・空自移動式警戒管制レーダー部隊の配備決定
沖縄県の北大東島(北大東村)への航空自衛隊の移動式警戒管制レーダー部隊を配備する計画が決まった。空自のレーダーがない太平洋側島嶼しょ部の「空白地域」を解消し、太平洋側の警戒監視を強化することで、空母などの航行で海洋進出を強める中国軍の動向を詳細に把握したい考えだ。防衛省は、沖縄本島の東約360キロに位置する北大東島にレーダー部隊を置き、手薄とされる太平洋島嶼部の警戒監視態勢を強化する。 (編集部・船木正尋)
■基地予定地2カ所を確保■
7月22日、北大東村の鬼塚三典村長が島を訪問した三宅伸吾防衛政務官と会談し、配備を受け入れると正式に表...