陸自化学学校が日本初の化学兵器分析指定ラボに 国際機関が認証|陸上自衛隊
平成7年に発生した地下鉄サリン事件で成分分析などを実施した陸上自衛隊化学学校(学校長・榑林陸将補)が、国際機関「化学兵器禁止機関(OPCW)」から、日本初となる指定ラボに認証された。同校の化学剤分析能力の高さが国際的に認められた。指定ラボとなったことで、紛争地域などで化学兵器の使用疑義が発生した場合に有毒物質を分析・調査することができ、国際貢献にも寄与することができる。
OPCW指定ラボは、化学兵器疑義事案が発生した場合にOPCWからの依頼を受け、現地から採取したサンプルを調査・分析する役割を担う。指定ラボに認証されると、OPCWが蓄積した有毒物質に関する最新データを手に入れることができ...