硫黄島周辺海域で対機雷戦訓練を報道陣に公開|海上自衛隊
海上自衛隊は6月17日から29日の間、小笠原諸島・硫黄島(東京都)周辺海域で対機雷戦の訓練を実施した。磁気や音に反応する機雷を避けるため、船体が木や繊維強化プラスチックで建造された6隻を含め、海自の艦艇計9隻が展開したほか、米海軍のダイバー「水中処分員」も参加した。21日には訓練を報道陣に公開し、掃海艦「えたじま」が処理した機雷が轟ごう音をとどろかせて海底で爆発し、大きな水柱が上がった。海自の掃海業務は世界でもトップクラスで、技術の継承に力を入れている(編集部・船木正尋)。
硫黄島周辺海域での実機雷処分訓練は昭和47年から実施しており、今回で51回目を数える。令和元年からは米海軍も参加し...