自民が防衛装備移転提言案を了承 戦闘機輸出で公明の批判噴出
自民党は12月12日、国防部会と安全保障調査会の合同会議を開き、与党ワーキングチーム(WT)がまとめた防衛装備移転に関する提言案を了承した。ただ、日英伊3カ国の次期戦闘機計画を含む国際共同開発の第三国輸出について、公明党側がいったん合意したにもかかわらず、土壇場で反対したことで出席者からは批判が相次いだ。小野寺五典安全保障調査会長は「公明党執行部がバックドロップをしかけてきた」と独特の表現で批判した。
提言案では、外国企業から技術を導入し、国内で製造する「ライセンス生産」の装備品の輸出緩和などが盛り込まれたが、国際共同開発の第三国輸出の結論は来年へと先送りにされた。7月の論点整理では意見...