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NEWSを解く 新春特別版VOL1|有事、災派など領域横断作戦の統合運用体制へ
陸海空自衛隊を一元的に指揮監督する共同の部隊「統合作戦司令部」が3月にも発足します。国民の安心・安全を担う自衛隊にとっては、かつてない画期的な組織です。国内の有事や災害派遣での統合運用に向け、また、米軍との情報共有や指揮統制など、日米同盟にも大きな影響を与える体制がスタートを切るわけです。
防衛日報では、これまでも何度か取り上げてきました。陸上の400メートル走で例えるのら、第1コーナーでは、2年余り前に改定された「安保3文書」に盛り込まれたタイミングに合わせて、第2コーナーでは創設に向けた日米首脳、防衛相会談の様子や防衛省・自衛隊内の動きに、そして、第3コーナーで米国が在日米軍を改編して「カウンターパート」となる「統合軍司令部」を発足させる方針が明らかになった段階でも紹介してきました。
そこで、本日(1月9日付1面)です。第4コーナーを回り、最後の直線に入った段階であることを捉え、昨年10月に米軍の責任者の一人であるパパロ・インド太平洋軍司令官が中谷元防衛大臣と吉田統幕長という2人の「キーパーソン」と会談した内容も含めて、1ページ特集の企画「NEWSを解く」でまとめてみました。
何度も紹介するのには、理由があります。それだけ大きな話題であること、自衛隊が国民のさらなる信頼を得るためには欠かせない組織であること、さらには、個人的に東日本大震災(平成23年)時、赴任していた現地にいて東京との指揮・統制面での連絡や運用面での問題を感じた経緯があったことなどもありました。
統合作戦司令部の創設は、課題や期待など多くのことを受け入れた形で、自衛隊が大きくさらに前へ進むための節目ともなるもの。微力ではありますが、少しでも紙面で貢献させていただきたいという思いから、内容を変えながらお伝えしてきました。
新たに「統合司令官」ポストを置き、部隊運用に専念させる体制です。あとは、走りだしてからでしょうか。6日付2面で紹介した「年頭の辞」の中の吉田統幕長の「最大の焦点は戦力化。機能を発揮できるよう鋭意、準備する」の言葉が響きました。
大きな意味合いのある組織は作った。防衛省・自衛隊がどう運用し、どう信頼を得て巨大なものにしていくのか。しっかりと見つめながら、統合作戦司令部のこれからもお伝えしていきたいと思います。
隊員や家族、子どもたちの笑顔溢れる駐屯地年忘れ行事 |倶知安駐屯地
<北海道>倶知安駐(司令・山口2陸佐)は12月13日、駐屯地体育館で「駐屯地年忘れ行事」を開催した。
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