「令和6年度自衛隊殉職隊員追悼式」が10月26日、東京・市谷の防衛省慰霊碑地区で営まれ、自衛隊最高指揮官の石破茂首相のほか、中谷元防衛大臣、防衛省・自衛隊の新旧幹部、遺族ら約300人が参列した。

 式では今年8月末までの1年間で訓練中の事故などにより死亡した32人(内局1人、陸自16人、海自13人、空自2人)を追悼。この中には、4月に東京・伊豆諸島東方の太平洋沖で訓練中に墜落した海上自衛隊のヘリコプター2機に搭乗していた8人などが含まれている。

 石破首相は追悼の辞で、「志半ばにして職に殉ぜられた事実は自衛隊にとって、わが国にとってまさに痛恨の極みだ」と強調。「ご遺志を受け継ぎ、激変する安全保障環境の中、国民を守り、日本を守り、世界の平和と安定に貢献するために全力を尽くすことを、自衛隊の最高指揮官として固く誓う」と語った。

画像: 代表撮影

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 また、中谷防衛大臣は「ご遺志を受け継ぎ、わが国の領土・領海・領空を断固として守り抜くため、全身全霊で取り組んでいく」と述べた。

 防衛省によると、殉職者は自衛隊の前身の警察予備隊が発足して以降、累計で2112人となった。

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