「優秀な人材の獲得へ」12人の広報官らが奮闘

 沖縄地本(本部長・久保陸将補)は4月19、20の両日、沖縄県内4カ所(宮古島・石垣島・宜野湾・那覇)で開催された「ミラ☆ツク フェスティバル2023進学説明会」に計12人の広報官らが各会場に参加した。

 今回の進学説明会は、高校3年生や保護者約750人が参加するとともに、県内外に拠点をおく専門学校や大学がブースを出展するイベント。次年度の春に防衛大学校、防衛医科大学校を検討する生徒に対して説明を行った。

画像: 宜野湾会場 説明会の様子

宜野湾会場 説明会の様子

 一つの会場である奥武山運動公園武道館アリーナ(那覇市)で開催された那覇会場には、悪天候にもかかわらず、約220人の生徒や保護者が来場した。

 自衛隊ブースでは、那覇分駐所広報官の永江2陸曹と島尻分駐所臨時勤務中の小山内空士長(9基地防空隊)がブースを訪れた生徒に、防大や防医大(医学科・看護学科)に関する内容を説明。参加した生徒たちに学校の設立目的や入校後の生活について説明した。

画像: 那覇会場 説明会の様子

那覇会場 説明会の様子

 生徒たちはメモをとったりしながら真剣に話を聞いている様子だった。また、積極的に質問をする生徒には、広報官が親身に対応し、ディスカッションが行われた。

 説明会に参加した生徒からは、「当初は、他大学の説明を聞きに来るのが目的だったが、進学先を検討する上での選択肢の一つとして、大変参考になりました」などの感想があった。

 沖縄地本は「各募集事務所が一体となり、これから進学などをひかえた高校生などがより良い人生や進路の選択ができるよう、しっかりとサポートしていく」としている。


◆関連リンク
自衛隊沖縄地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/okinawa/okinawa1/


<編集部より>

 多くの島々で構成される南西地域。時には船を使って移動し、自衛隊の募集ポスターを張ってもらうようお願いをしたりする報告が寄せられることもあります。沖縄の過去や現状などから、さまざまな意見を持つ方もいますが、それだけ自衛隊への関心が高いのも事実。毎年、多くの若者が門をくぐる場所でもあるのです。

 こうした地理的特性がある地域らしい進学説明会を紹介してくれたのが、本日1面トップ記事にした沖縄地本の報告です。県内の4カ所で地本の本部、各募集事務所の広報官ら計12人が奔走し、防衛大学校、防衛医科大学校などの説明を熱く行いました。県全体の自衛隊がまさに一体となった、この種の説明会。もともとは県内外に拠点を置く専門学校や大学がブースを出展するイベントなのですが、‶ライバル“を前に、そこは地本も負けていられません。参加した生徒の「進学先の選択肢として参考になった」の言葉がそれを物語っているようです。

その他の防衛日報の記事はPDFにてご覧ください。

→防衛日報5月25日付PDF


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