<長崎>海自佐世保教育隊(司令・吉田1海佐)は4月7日、第19期一般海曹候補生課程、第27期自衛官候補生課程、第17期自衛官候補生課程(女性)の入隊式を挙行した。式には、佐世保市長代理の中西あけみ市民生活部長、佐世保地方総監の西海将をはじめとした来賓が臨席した。

 当日は天候にも恵まれ、若人の門出にふさわしい朝となり、新型コロナウイルス感染症対策を徹底する一方、従来までの人数制限を緩和して実施した。曹候生266人、自候生95人の計361人は、真新しい制服に身を包み、希望と強い覚悟をもって入隊式に臨んだ。

画像: 曹候生、自候生課程入隊「成長への試練と機会あり」|海自佐世保教育隊

 司令は式辞で、「諸官が一つひとつのことを逃げずに頑張りさえすれば、できなかったことが必ずできるようになる。この崎辺(さきべ)の地には諸官の成長のための試練と機会があふれている」と述べた。

 また、西地方総監は、「『わが国周辺海域の防衛』、そして、『海上交通の安全確保』のため、多くの海上自衛官がまさに今この時も、はるか洋上で警戒監視や各種訓練などに邁進している。修業後は、諸官一人ひとりがその一翼を担うことを念頭に謙虚に学び、そして同期との絆を大切にせよ」と訓示した。

 佐世保教育隊は「学生たちは、これから始まる約5カ月間の厳しい教育訓練のスタートラインに立ったばかり。修業時には必ずや自己の成長した姿を披露してくれることを期待し、見守っていく」としている。


◆関連リンク
海上自衛隊 佐世保教育隊
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<編集部より>

 本日の2面は海上自衛隊もの中心で作ってみました。その中で一つ、紹介するのは佐世保教育隊が挙行した一般海曹候補生課程、自衛官候補生課程の入隊式の様子です。少し古いニュースではありますが、言うまでもなく、あと約4カ月もすれば日本の海を護(まも)る海上自衛官として新たなスタートに立ちます。海自と海上保安庁との有事の際の「海の連携」に向けて節目を迎えた今、候補生たちは大きな使命と覚悟の気持ちを強くしたに違いありません。期待が膨らむばかりです。

 ほかでは、「気象海洋」のプロたちに贈られた海自対潜資料隊の「情報戦き章」の着用セレモニーをトップ記事で取り上げました。さまざまな職種がある自衛隊。海自の同隊は情報戦を支えるだけでなく、日本の防衛にも寄与する精鋭たちの集団です。ぜひ、同隊の存在を多くの人に知ってもらいたいという思いも込め、この日のトップ記事にしました。

続きはPDFにて防衛日報をご覧ください。

→防衛日報5月23日付PDF


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